張永祥気功療術院(三宝総合療術院)

張永祥(八山元)が院長を務める気功療術院の公式ブログ

【養病】という考え方

病気を敵対視してそれを排除したり叩き潰すのではなく、病気を含めた体まるごとを養い守っていくことが気功のアプローチの特徴です。このような考え方を中国では「養病」と呼びます。病気を養うとは変な表現だと思われるかも知れませんが、体と病は決して別物ではないという思想の表われです。

病気は敵ではなく、体からのメッセージ。だからこそ薬や手術で押さえつけるのではなく、大切に扱わなければならないのです。養病の考え方では体全体に対する養生が七割、病気に対する治療が三割とされています。無理をしなければ生き続けることは出来ます。ここで言う「無理をしない」とは、生命の法則に逆らわないことです。一つは無理な治療をしないこと、もう一つは本人が自分の病状を心配しすぎて精神的に無理をかけないようにすることです。病状を心配するのは自然な感情ですが、養病という言葉の意味をよく考えてリラックスすることが大切なのです。